2025/10/01 22:24

季節のうつろい

七十二候では「水始涸(みず はじめてかるる)」といい、田んぼの水を抜いて稲刈りの準備をする頃を意味しています。
空気が乾き始め、昼夜の温度差が大きくなる季節。
薄手のカーディガンでは心もとない日もあるので、何か羽織るものを一枚持って出かけると安心です。
秋の収穫期であり、自然界も人も「実りを整えて次の季節へ向かう」準備を始める時期です。

犬の養生

● 乾燥対策:肉球や皮膚が乾きやすい。散歩後の拭き湯+保湿ケアでやさしく守る。
● 散歩の工夫:涼しくなって元気が出る犬も多いけど、朝晩の冷えに注意。シニア犬や体力の少ない子は短め散歩を。
● ごはんの工夫:秋の実り(新米・芋・栗)を活かして温かい汁物仕立てに。胃腸を温め、体力を養う。

人の養生

● 冷えを流す:湯舟につかって体に溜まった冷えを取り除く。
● 潤いを補う:ほうじ茶や生姜湯で喉や胃腸を乾燥から守る。
● 心を整える:夕暮れの散歩を犬と一緒に歩き、実りへの感謝や手放しの気持ちを大事に。

おわりに

水が田から抜かれるように、私たちも「ためてきたものを少しずつ整理する」時期。
犬との時間を通して、体も心も潤いを持って次の季節に備えましょう。

そろそろ私も、箪笥の入れ替えをしなければ。