2025/09/27 12:45
季節のうつろい
七十二候では「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」といい、
虫たちが土に戻り戸を閉ざすように、自然界が少しずつ冬の支度を始める頃。
朝夕は涼しさが増し、日差しの角度も低くなり、夏の気配が遠ざかっていきます。

犬の養生
体力を温存する散歩に。
日中の暑さは和らいでも、気温差が大きくなりやすい時期。
長い散歩にこだわらず、短くても満足できる時間を工夫するのがおすすめです。
においを嗅ぐ・立ち止まるなど、犬に「選ばせる散歩」が心身の休養に。
温かいごはんで胃腸をいたわる
夏に冷たい水分や食欲不振で弱った胃腸を立て直すために、スープ仕立てや温めたごはんがおすすめです。
高齢犬や小型犬は特に冷えやすいので、体の中から温めてあげてください。
ケア習慣を楽しみに
朝露や夕方の湿気で足先が濡れやすい時期。
お散歩帰りには「拭き湯」でやさしく拭いてあげると、皮膚トラブルの予防になり、犬にとっても触れ合いの安心感になります。
人の養生
冷えをため込まない
秋は朝晩の冷えが忍び寄る季節。
腹巻きや軽い羽織りでお腹・腰を冷やさない工夫をしてみてください。
食養生で「気」を補う
きのこやさつまいも、栗など、秋の甘みを持つ食材は胃腸を養い、夏の疲れを整えます。
心のケア
日暮れが早くなり、気持ちが沈みやすい時期でもあります。
夜は静かに灯りを落として、犬と一緒に穏やかな時間を過ごすことが養生になります。
おわりに
虫たちが土に隠れるように、私たちも犬も「少しエネルギーをためて、静かに過ごす」ことが大切になる頃。
拭き湯や温かいごはん、そして自分自身も湯舟で温まるひととき。
季節の変わり目を一緒に整えていきましょう。
今日から私もシャワーだけをやめて、湯舟につかろうと思います。