2025/09/16 16:19

液体シャンプー(合成/石けんベース)と固形石けんのメリット・デメリットをまとめてみました。


1. 液体シャンプー(合成界面活性剤ベース)

メリット
●泡立ちがよく、少量でも全身を洗いやすい
●とろみや香りなど、機能や使用感を自由に調整できる
●種類が豊富で、どこでも手に入りやすい

デメリット
●成分が皮膚に残りやすく、すすぎに時間がかかる
●敏感肌や高齢犬には刺激になる場合がある
●合成成分に不安を感じる飼い主さんもいる

2. 液体シャンプー(石けんベース)

メリット
●固形石けんを液体化したイメージで、成分がシンプル
●泡切れが良く、皮膚に残りにくい
●天然由来成分を中心にしている製品が多い

デメリット
●防腐や安定性のために工夫が必要
●固形石けんに比べると価格が高めになることも
●合成シャンプーほど泡立ちは強くない

3. 固形石けん(シャンプーバー)

メリット
●成分がシンプルで安心感がある
●泡切れが良く、すすぎが早い(皮膚負担が少ない)
●保存がしやすく、長持ちする

デメリット
●泡立てに少し手間がかかる(ガーゼや泡立てネットで簡単に泡立つ)
●水分の多い場所で保管すると柔らかくなりやすい
●市場に出回る種類が少なく、選択肢が限られる

まとめ

手軽さや使いやすさを重視するなら合成シャンプー
シンプルさやすすぎやすさを重視するなら石けんベースや固形石けん

大切なのは「どちらが良い悪い」ではなく、犬の肌と暮らしに合ったものを選ぶこと。

※ここでいう「石けん」は、油脂とアルカリから作られる昔ながらの製法によるものを指しています。
合成界面活性剤を主成分とするものとは区別されます。

小多福堂としての視点

私が「石けん」を選んだのは、愛犬のデリケートな肌を守るという想いがあるからです。

それは、食用グレードの油脂と和漢の知恵を生かせること、そして犬の皮膚にできるだけ負担をかけないことを大切にしたいからです。
ただし、最も大切なのは「飼い主さんと犬にとって安心できる選択」であること。
石けんは、泡切れがよく、すすぎ残りの心配も少ないため、皮膚への負担を最小限に抑えられます。

「シャンプーが苦手」という愛犬でも、ストレスなく使えるように。
石けんも、その選択肢のひとつとして知っていただけたら嬉しいです。