こんにちは、小多福堂です。6月も半ば。大阪はもう夏本番のような暑さです。
こたつとふくも、ちょっと歩いただけで「はぁはぁ」とバテバテに。
人間もつらいけど、実はワンコたちの皮膚には、夏はとっても過酷な季節。
今日は、小多福堂がいつも大切にしている「触れるケア」の視点から、夏の皮膚トラブルを防ぐためのポイントをまとめてみました🌿

1. 犬は汗をかきません。だからこそ、熱がこもる！

犬は、肉球と鼻の周りくらいしか汗をかかないため、体内に熱がこもりやすいんです。
皮膚の温度が上がると、雑菌が繁殖しやすくなり、かゆみや湿疹の原因になることがあります。

 → 自宅では風通しを良くし、エアコンや扇風機で室温・湿度を適切に管理しましょう。
　犬の体に触れて、熱がこもっていないかこまめにチェックしてあげてください。 

2. 湿気と皮脂が合わさると、トラブルの元に

湿度が高い日は、被毛の中がムレやすくなります。
特に皮膚が敏感な子や柴犬などのダブルコートの犬種は、フケや湿疹、かさぶたが出やすくなる傾向があります。

→ シャンプーの頻度を見直したり、こまめなブラッシングで通気を良くすることが大切です。
　濡らしたタオルでやさしく体を拭いてあげる“拭き湯”でのケアもおすすめです🛁 

3. 散歩後の足裏・お腹チェックを忘れずに

アスファルトは朝でも夕方でも非常に高温になります。
火傷や赤み、ひび割れの原因になるだけでなく、肉球から熱を吸収して体温が上がることもあります。

→ 帰宅後は、ぬるま湯で優しく足裏を拭くか、犬用の石鹸を溶かしたぬるま湯での「足湯」が安心です。
その後はしっかりと水気を拭き取り、乾燥を防ぐために保湿してあげてくださいね。

4. 保湿は“甘やかし”ではなく、“守る”こと 

「夏でも保湿は必要なの？」とよく聞かれますが、実は冷房やシャンプーの後は皮膚が乾燥しやすくなっています。
カサカサしたり、赤みが出る前に、犬用の低刺激な保湿スプレーや肉球バームで皮膚を守ってあげましょう。

 5. 犬の服、夏は必要？

夏の犬の服は、おしゃれだけでなく、皮膚を守る役割も果たします。
●　直射日光対策: 短毛種や被毛の薄い犬種は、夏の日差しで皮膚が日焼けしたり、熱傷を起こすことがあります。
UVカット機能のある薄手の服は、皮膚を紫外線から守ってくれます。
●　虫よけ対策: 草むらなどでの散歩時に、虫刺されやダニの付着を防ぐ効果も期待できます。
●　クールダウン: 水で濡らして着せるクールベストなどは、気化熱で体温を下げる効果があります。
 ただし、通気性の悪い服はかえって熱がこもり、皮膚トラブルの原因になることも。
服を着せる際は、素材や機能性を確認し、犬の体型に合ったものを選び、定期的に脱がせて皮膚をチェックしてあげてくださいね。

6. 触れたとき、匂いやベタつきがあれば「サイン」

愛犬を撫でているときに、「あれ？匂う？」「なんだかベタつく？」と感じたら、それは皮膚トラブルの始まりかもしれません。

→ 早めに気づいてケアすることで、トラブルがひどくなるのを防げます。
小多福堂の石鹸は、そんな気づきのきっかけになれたらという想いで作っています。

🌻 さいごに

犬の皮膚は、私たち人間よりもずっと薄くてデリケートです。
暑さと湿気が続く夏は、本当に“試練の季節”と言えるでしょう。
だからこそ、愛犬に触れあうこと、匂いを感じること、そして小さな違和感に気づくこと。
それが、いちばんの予防になります。
今日も、大切な愛犬と過ごせる時間に、優しい“触れるケア”を実践してあげてくださいね🌿

▼　夏におすすめの石鹸はこちらです。
https://kotafukudo.theshop.jp/categories/6704086