2025/06/10 00:42
「犬に石鹸なんて、いるの?」
「人の石鹸をちょっと使ったらあかんの?」
「ペット用シャンプーがあるのに、なんでわざわざ石鹸を…?」
そんな声、よく耳にします。
実は私自身も、かつてはそう思っていたひとりです。
けれど、大切な犬と暮らすなかで、洗うことが「ただの清潔」ではなく、
“信頼を築く触れ合いの時間”であることを知りました。
そしてそこには、犬の皮膚に合ったやさしい道具が必要なのだということも。
今日は、小多福堂がなぜ「犬の石鹸」を届けているのかを、
ゆっくり、お話しさせてください。
犬の皮膚は、とても薄くて、弱い。
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犬の皮膚は、私たち人間の約1/3の厚みしかありません。
つまり、それだけ「刺激に弱く、乾燥しやすい」状態にあるということ。
表皮のバリア機能が未熟な分、洗浄力の強すぎるシャンプーや、
香料・保存料・合成界面活性剤などが含まれるアイテムは、
かえって肌トラブルの原因になることもあるのです。
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人の石鹸やシャンプーは使えるの?
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結論から言うと、おすすめできません。
たとえ「やさしそう」に見えても、人間用は人間の皮膚を前提に作られています。
・pH(酸性・中性・アルカリ性)のちがい
・香料や着色料の有無
・洗浄成分の強さ
・成分の残留性
…などなど、犬の肌には合わないことが多いのです。
特に、香りが強いもの・洗い流しが不十分になりやすいものは、
皮膚だけでなく、心のストレスにもつながることがあります。
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小多福堂の石鹸が大切にしていること
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小多福堂の石鹸は、
「犬の皮膚」と「犬との時間」の両方にやさしくあることを目指して作っています。
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食用グレードの植物油脂だけを使って、ひとつひとつ手づくり
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合成香料・合成界面活性剤・着色料 不使用
精油不使用
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和漢植物のちからを借りて、肌に寄り添う設計
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泡立ちすぎず、泡切れの良さにもこだわりあり
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シャンプーが苦手な子には「石鹸を溶かして拭く」拭き湯方式も
「洗うこと」が苦にならず、「ふれること」が心地よくなるように。
そんな願いを込めて、犬たちの石鹸を届けています。
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石鹸は、“洗う道具”じゃなく、“つながる道具”かもしれない。
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犬にとって「洗われる時間」は、
ときに緊張したり、不安になったりするものです。
でも、ぬるま湯とやさしい石鹸、
そして“あなたの手”があれば、
その時間は、安心できる触れ合いのひとときに変わるかもしれません。
「うちの子は洗うのが苦手で…」という子ほど、
小多福堂の石鹸を試してほしいなと思っています。
あなたと、あなたの大切な犬が、
もっと触れ合いを楽しめるように。
それが、小多福堂の石鹸のいちばんの役目です。
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最後に
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「犬の石鹸って、必要なの?」
その答えは、もしかすると一緒に暮らしているうちに、
犬自身が教えてくれるかもしれません。
「ふれられるの、気持ちいいかも」
「なんか、楽になったかも」
そんな表情を、きっと見せてくれるから。